「クラリチン(Claritin)」として欧米などで有名なロラタジン(loratadine)は2003年の初めまで医師の処方箋が必要な材料でしたが、花粉症の症状を訴える人のほとんどがロラタジン(商品名クラリチン、ロラタジンなど)で症状が劇的に軽減されるため、FDA(Food
and Drug Administration)が一般薬として許可しました。花粉症の色々な症状に効果が上がり、アメリカでは最も人気のある花粉症対策商品です。
鼻水・鼻詰まり、目のかゆみ、くしゃみ、鼻やのどのかゆみや腫れなどの花粉症の症状に効きます。
抗ヒスタミン剤とは
ヒスタミンとはアレルゲンに反応して細胞から放出されるアミノ酸の一種で、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状の原因になります。抗ヒスタミン剤とは、そのヒスタミンが放出されることにより起こる色々なアレルギー症状を抑える薬のことです。抗ヒスタミン剤はステロイド(副腎皮質ホルモン)剤とは違い、副作用が少ないといわれています。
クラリチン(ロラタジン)とは
ロラタジン・クラリチンは第2世代抗ヒスタミン剤に属します。第1世代抗ヒスタミン剤、またその他の第2世代抗ヒスタミン剤とくらべて中枢神経抑制作用が少ないので、眠気や口の渇きなどの副作用が少なく、また持続性があり1日1錠(10mg)の摂取ですみます。ロラタジンは比較的速効性があり、服用後30分から1時間で効果がでてきます。
ロラタジンは体内で活性代謝物に変化してヒスタミンを抑える効力を発揮します。
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