トコトリエノールって何?
トコトリエノールは抗酸化作用の代表選手ビタミンEの仲間です。
ビタミンEとどう違うの?
天然のビタミンEは4種類のトコフェロール(α、β、γ、δ)と4種類のトコトリエノール(α、β、γ、δ)を含んでいます。トコトリエノールは化学構造式もトコフェロールととっても良く似ているのですが、炭素同士の2重結合が3箇所にあります。2重結合が多いと、例えばビタミンEは油に溶ける(脂溶性)ビタミンなので体の中では細胞の膜に多く存在しますが、トコトリエノールは2重結合が多いためにより細胞膜に浸透しやすく、効果的に作用するということになります。
ビタミンEにトコトリエノールが含まれているのならばビタミンEを摂っていればいいのでは?
ビタミンEにもトコトリエノールは含まれていますがそれは本当に僅かの量です。また天然のビタミンEにはトコトリエノールが含まれていますが、合成のビタミンEはαトコフエロールだけで作られています。またトコフェロール(ビタミンE)が含まれている食品はたくさんありますが、トコトリエノールを食品から充分摂取することは非常に難しいのです。
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